『もみじ』

詩:高野辰之 / 曲:岡野貞一

秋の夕日に 照る山もみじ
濃いも薄いも 数ある中に
松をいろどる 楓(かえで)や蔦(つた)は
山のふもとの 裾模樣(すそもよう)

溪(たに)の流れに 散り浮くもみじ
波に揺られて 離れて寄って
赤や黄色の 色さまざまに
水の上にも 織る錦(にしき)

■楽曲解説

1911年に尋常小学唱歌に掲載された日本の唱歌。
当時の碓氷峠にあった信越本線熊ノ平駅から眺めた紅葉の美しさに惹かれて作詞されたという。
2007年に日本の歌百選に選ばれた。